chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

こぬひとを

第244首 やっと迎えに来たよ

周防と若宮は快調。千早は四連取されている。新が以前、「試合をするときはいつも あの部屋(ボロアパート)に戻るんや」と話していたのを思い返す。 芹沢読手の喉元からの音を、周防が捕まえに来る。読まれたのは「ふくからに」。千早は取った札を拾いなが…

第221首 かるたにおいては一要素でしかない

第二試合の大盤係は田丸の予定だが、もうすぐ始まるというのに着替えていない。花野が再び務めることに。着付けしてくれる大江はどういうわけか、出入口に散乱する大量の靴を整理中。田丸が桜沢先生に声を掛けられる。 「いい経験させてもらってるわね いい…

第205首 生まれて初めて札が愛しかった

新と太一の三試合目。畳に並べた50枚に「ちは」はなかった。 転校先に千早がおらんかったら おれたちはどうなっとったやろう? 若宮が千早に、三番勝負ではなく五番勝負でのクイーン戦を持ち掛ける。初めての五番勝負にて、話題性のある「女子高生」クイーン…

第196首 自分を卑怯と思うことのほうがずっと怖い

邪魔や太一――新はそう思ってしまったが、我に戻る。 おれはまた… かるたで太一を見下して なにしとんのや 「3人で勝ってきて ここに来れたからや」 その気持ちはうそやないのに 太一は頻繁に札を移動。右中段に札を集め、新に狙わせ、他を全部取る作戦だ。 …

第173首 強くなる道を行きたい

個人戦A級は新が優勝。喜ぶ藤岡東一同、称賛する役員達。だが、村尾は違う感想を持った。 安定? いつもどおりの自力? ちがう もう一段強くなろうとしたんや 自分以外の力を借りる 不安定で貪欲なかるた 新はアパートの光景を思い浮かべる。千早の「手に入…

第164首 違う始まりの瞬間

全国大会団体戦三位決定戦。瑞沢と藤岡東の戦いは、五勝ゼロ敗で瑞沢が勝利。挨拶後、千早は即寝。 一方、決勝戦は二勝二敗のタイで、北央ヒョロと富士崎日向の運命戦という展開。ヒョロの消耗が特に激しい。札が読まれても反応出来ていないが空札が続いたの…

第128首 名人の弱点はたぶん

名人戦は四戦目。原田先生が三戦目であっさり負けたのは、体力を考えてのことだった。自陣の定位置を変えて、勝負をかける。敵陣を攻め、送り札でノイズを、自陣も動かし。暗記が重要だ、と原田はいつも言っていた。 暗記がはいっていなければ勝負にならない…

第122首 試合で曲がらなかったやつを言葉で曲げないでくれ

千早は周防を前に、世界が歪むような感覚。 偶然だと思ってた 枚数差を調整して狙うってことは 取れるのに取らない札があるってことだ 相手のミスも数字のために誘うってことだ そんな選手がいるなんて そんな人が名人だなんて 須藤は千早の様子を伺う。 綾…

第111首 札が教えてくれる勝つイメージの描き方

新は村尾相手に11枚差。中座した間に何が読まれたのかは、減った四枚の札の他、空札が何枚読まれたか、決まり字がどう変化したのかも分からず、枚数差以上のハンデとなる。 観衆が諦める中、新は札を動かし、戦う姿勢を見せる。運良く自陣が出て取れた。次の…

第109首 読まれない札は永遠に読まれない

新は周防に言われたことの意味が分からずムカムカ。闘志を燃やしていた。 きみはいつか名人になる 次じゃない きみを見ててもテンション上がらない 周防は若宮と一緒に近江神宮へ。きちんと参拝する若宮に、周防は言う。 「きみの強さを支えているのは そう…

第79首 音のはしっこをつかまえる勝負

大江に続き、千早まで怪我!? と立ち上がりかける太一だが、試合は続行。太一はお手つき。 ……まずい だれ一人 波に乗れない 千早まで 千早の指は実は、ズキズキと痛みが続いている。ただの突き指ではない……? ダメだ かなちゃんがくれた風を止めたらダメだ …

第73首 クイーンと戦う前提で練習してきた

流れは瑞沢だが、大山札の攻防で、今度は逢坂が上手く取る。 囲み手破りの対策なんてやってるに決まっとお クイーンと戦う前提で練習してきたんや 逢坂がムキになって来たのを、千早は感じる。観衆の注目も、北央と富士崎戦から移り始めた。 明石女子のエン…

第69首 ずっと一緒に選手で

決勝トーナメントも駒野抜きで行こうと言う西田。千早と大江は疑問に思い、駒野本人はそれで良いと言うが、西田は今度は逆に怒り出す。 「なんで…… なんで言わねえんだよ? 『自分がスタメンで出る』って なんで? 一緒にずっとがんばってきたじゃんか なん…

第37首 逃げないやつになりたい

新と坪口の対戦は、坪口の辛勝。引き上げる新の前に、太一が現れた。 「……遅ぇよ 広史さんはうちのエースなんだ ブランクが一年半もあるやつに負けねーよ」 太一は目を合わせないが、新はその目に涙が浮かんでいるのに気付く。 千早は床に這いつくばってノー…

第36首 一人だったらどうしようと思うんだ

新と再会した太一。同じく久しぶりの再会となった師匠同士の賑やかさに呑まれ、新との会話は彼の師の説明を聞いた程度。新が太一に、二つ折りにしたメモを渡す。 「おれ ちょっと勘違いしてたわ 今日 太一はA級で出ると思ってたんや」 その言葉が太一に影を…

第32首 盗めるものがあるなら盗んでいく

千早は瑞沢二組の対戦が見える位置を、ヒョロと陣取る。ヒョロは太一と当たり、三枚差で負けていた。 「甘糟先輩たちはさっさと帰っちゃったけど おれは 勝ってったやつらから 盗めるものがあるなら盗んでいく!!」 太一は気負っている。 来月には名人戦の…

第11首 真っ赤な恋の歌なんだ

無駄美人の千早だけではなく、実力テスト一位の太一も、校内では目立つ存在。そんな二人が組んでかるた部を作るも、無駄部と囁かれる。部室に畳を運び入れ、一息がてら雑談。千早はクイーンを目指しているのに、現クイーンが同い年であることすら知らなかっ…

第4首 子供は友達がいないと

札を一枚取れて嬉しい千早。千早に先取され、闘争心を燃やす新。 取られた まえやったときもそうや 気を抜いてたわけじゃないのに 「一字決まり」では千早に負ける!? 新の活躍により、ヒョロチームに大差で勝利。ここで新が小学校一年から五年生までの学年…