chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

あらざらん

第227首 百花に先駆けて

新からの「するぞ3勝」で、千早や大江達は太一からの同じ言葉を思い浮かべていた。その前を若宮が通り掛かるが、千早が押し退け気味で先に浦安の間に入る。クイーンを従えてという構図に、若宮母子は不快な表情。 新に太一から届いたメールには「周防にハン…

第225首 人は人のためにしか本気で祈れない

千早は以前、深作先生に何でもいいから学びなさいと諭された。 学問を 他者を 理解しようとする営みだけが 見えない繋がりを浮かび上がらせてくれるのだから 若宮も小さい頃から百人一首を学び、札と親しんで来た。そこに入り込んで来たのが千早。千早が大山…

第219首 おれの行くところじゃない

長崎から来た周防兼子と正と合流し、乗り継ぎホームへ向かおうとする太一が、千歳と遭遇。千早の着物が入ったキャリーバッグを太一に押し付け、千歳は立ち去ろうとするが。 名人戦の大盤係は、周防側が須藤、新の方は松林舜。新がリードしている。栗山先生の…

第200首 3人が2人と1人になる

千早は得意札の「しの」も「す」も敵陣からは取れなかった。千早がふと太一を見る。太一が千早に向かって厳しい表情で「す」札を掲げた。 牧野さんの読み 私も苦手だ でも太一が取れてるならいい いい 千早は冷静になる。 調子がよくて120パーセントが出てた…

第185首 次に進むのは私だよ

美馬は原田先生に苦戦。その原田は膝が痛み、札を拾うのも一仕事。田丸は観客席を見渡すが兄の姿は無く、他部員達の視線も千早の方。それでも頑張ろうと集中する。 千早と理音はM音の聞き分け勝負。千早は相手の反応を見て、札を移動。「む」と「みち」を分…

第171首 応援できないのがこんなに辛いなんて

6枚差で新をリードしている若宮。 新とうちに差があるとすれば 流れを呼び込む力―― そのくらいしか思いつかん 流れ… みんな簡単に言うけど 一人で練習しとるうちにはようわからん 千早は新を見守ることしか出来ない。 新… かるたは野球やサッカーとちがう 応…

第159首 最低で戻れない

新は北央主将のヒョロを相手に、21枚差で勝利。運営側の先生も唸る。 本物だ 宮内先生は鉢巻を手に応援。皆の手に行き渡っている筈なのに、予備だろうか。花野に訊かれ慌てた隙に、鉢巻に「ちはや」という文字が覗かせた。では、千早が着けている鉢巻は…… 西…

第145首 一度出たら二度と降りないけど

ヒョロが太一が辞めたことを確認し、根性ねえやつだ、と怒って立ち去る。千早は太一と共に戦った思い出がフラッシュバック。追い打ちを掛けるように、大江の鞭。千早をオーダーに入れることは考えていないと言う。大江が皆に檄を飛ばしている。大江と駒野が…

第143首 周回遅れのチーム作り

千早と太一がかるた部を辞めたという情報に、新はショックを受ける。理音と対戦中も、頭がいっぱい。 辞めたって… 本当やろか せめて それだけでも確認…… 本当やったら とんでもなく悩んでるってことや 千早と太一が…… 二試合目、新は日向と対戦。日向が札に…

第125首 勝ち星さえコントロール

若宮は着物の袖が邪魔そうだが、いつもの通り。猪熊もブランクを感じさせない取り。動きの速さと正確さの若宮、誰よりも速く聞き分けられる”感じ”の猪熊。クイーン戦は17-17の互角。 周防が妙な体勢で、クイーン戦を覗き込んでいる。観衆は意味が分からなか…

第100首 攻めろ攻めろ

千早は苦戦し始めている。 敵陣が攻め切れない 守りが堅い……! 聴き分けが正確なうえに あの配置 札の席がちゃんと決まってて その配置で練習を積んできた人だけに有利な 本人だけに有利な配置 太一の相手、須藤は微妙な取りも嫌味で譲ったり、「綾瀬好きだ…

第79首 音のはしっこをつかまえる勝負

大江に続き、千早まで怪我!? と立ち上がりかける太一だが、試合は続行。太一はお手つき。 ……まずい だれ一人 波に乗れない 千早まで 千早の指は実は、ズキズキと痛みが続いている。ただの突き指ではない……? ダメだ かなちゃんがくれた風を止めたらダメだ …

第72首 得意がかすむほど苦手をなくすこと

千早はペースを掴めずにいる。際どい取りがあった。西田の忠告に従い、千早は自分の取りだと主張する。相手がすんなり認め、千早はむしろ動揺。仲間達は呆然。 ダメだ…… 譲られて逆にペース乱すなんて 心底モメるの向いてねえ…… 花野の偵察メモで、相手が悲…

第67首 これ以上がっかりしとうない

瑞沢の対戦相手は、東大合格者数ナンバーワンの山口美丘高校。高校生クイズ選手権の優勝メンバーが三人も並んでいる。彼等はシャッフルした札をそのまま中央に固めて並べた。自陣に定位置がないらしい。千早はあからさまに動揺。 大会実行委員会は新のことで…

第53首 絶対放っとかない

筑波は北海道の「下の句かるた」では負け知らずだったので、上の句かるたでも強くなると舌なめずり。C級の駒野ではなく、B級かつイケメンの太一に教わりたがる。下の句かるた独特の習慣を持ち込む筑波に、千早は困惑。しかし、筑波の札の取り方に、若宮との…

第48首 師を持たない人間はだれの師にもなれん

テレビの解説が続く。 「周防名人は 基本的な一字決まり”む・す・め・ふ・さ・ほ・せ”のほかに―― 一字目で判別できる札が 21枚あると言っているんです たとえば ”かくとだに”の”か”と ”かささぎの”の”か”でも あとに続く音のちがいで 別の音に聞こえる――… か…

第32首 盗めるものがあるなら盗んでいく

千早は瑞沢二組の対戦が見える位置を、ヒョロと陣取る。ヒョロは太一と当たり、三枚差で負けていた。 「甘糟先輩たちはさっさと帰っちゃったけど おれは 勝ってったやつらから 盗めるものがあるなら盗んでいく!!」 太一は気負っている。 来月には名人戦の…