chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

第100首 攻めろ攻めろ

千早は苦戦し始めている。

敵陣が攻め切れない 守りが堅い……! 聴き分けが正確なうえに あの配置 札の席がちゃんと決まってて その配置で練習を積んできた人だけに有利な 本人だけに有利な配置

太一の相手、須藤は微妙な取りも嫌味で譲ったり、「綾瀬好きだったりする?」と突っ込んだり。須藤の汗は凄い。

『やりにくい相手』 『怖い』 『強気の攻めがるた』 演出だ 須藤さんだって目いっぱいだ 力を抜け 力を抜け 強い相手だからこそ試すんだ

太一は三字決まりを囲い、押さえ手ではなく払った。富士崎の江室の特徴だ。

試すんだ 試すんだ 練習してきたことを おれ自身を

四組とも白波会劣勢。原田が、敵陣を攻め、自陣の札に戻って「間に合ったーッ」と叫ぶ。

攻めろ 攻めろ

千早は敵陣を攻め、「ちは」の札を送る。連取されながらも、札直で「ちは」を抜いた。西田も驚き。

大山札も札直で取れるかどうかも練習だ おれは綾瀬以上に練習してるやつを知らねぇよ

坪口は丁寧に拾っている。高校のかるた部顧問で、毎日3時間も練習。引率で大会も出まくっているのだ。

太一は後半になって落ち着いて来た。いつものように、頭の中で札の整理。須藤がお手付き。

疲れてる 須藤さん スッゲー疲れてきてる

と、太一は自分を励ます。B級でヒョロが勝利を喜んでいる。須藤は思わずフッと笑い、太一の方に向き直るが、太一もヒョロを見て口元を緩ませていた。二人揃って再び札に目を落とす。

どの組も一方的にならず、劣勢だった原田も差を縮めて来た。千早も取り続けている。

原田先生 敵なんていないみたいだよ 楽しくて 楽しくて かるたになって 自分の全部が出ていく

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吉野会大会、準々決勝続き。四組同時進行だが、上手く描写されているので混乱しないし楽しい。読まれたのは「かぜそよぐ」「ちぎりおきし」「きみがため・は」「いまこんと」「やすらわで」「ちはやぶる」「あらざらん」。