chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

これやこの

第246首 ずっとそばに最初からそばに

名人戦とクイーン戦が共に、まさかの運命戦。周防の表情には笑みが浮かんでいる。 あと一枚 かるたができる この楽しい時間が もう少し続く

第221首 かるたにおいては一要素でしかない

第二試合の大盤係は田丸の予定だが、もうすぐ始まるというのに着替えていない。花野が再び務めることに。着付けしてくれる大江はどういうわけか、出入口に散乱する大量の靴を整理中。田丸が桜沢先生に声を掛けられる。 「いい経験させてもらってるわね いい…

第210首 仕事を作りたいんや

太一は周防と、予備校帰りに寄り道。周防が問い掛ける。 「きみは『ひとかど』って言葉 知ってるかい」 「ひときわ優れている」という意味で、漢字で「一廉」と書く。周防は兼子の話をする。 「親がさ 本当は『廉子』って名づけるつもりだったのに 出生届の…

第206首 勝つ自信あります

新の勝利を喜ぶ南雲陣営、太一の健闘を涙しつつ称える彼の応援者達。しかし、顔を覆って泣いていた千早は、歯を食いしばっており―― 大江が、続いて新が、そして他の皆も窓の外に気付き、一斉に見る。周防が真っ直ぐ新に指をさし、立ち去って行った。戸惑う面…

第178首 最高峰という名の荒野

九月。千早は電車内でも勉強。大江が貸してくれた「英語でよむ万葉集」を開くと、彼女が勧める34ページ目に「たご」の原歌と英訳があった。 田子の浦ゆ うち出でて見れば 真白にそ 不尽の高嶺―― white, pure white―― 見入っていると突然、「へえおもしろいね…

第152首 運命につかまってんのかな

駒野は対戦相手を観察。かるた歴は同じくらいと踏んでいるが、自分はまだB級、相手は1年生でA級。残り札を考え、相手が攻めにくいよう札を移動させ、囲い手で上手く取れた。 そういう札こそ 僕は大事に すごい才能は持ってないから 前にそう言った太一は、こ…

第125首 勝ち星さえコントロール

若宮は着物の袖が邪魔そうだが、いつもの通り。猪熊もブランクを感じさせない取り。動きの速さと正確さの若宮、誰よりも速く聞き分けられる”感じ”の猪熊。クイーン戦は17-17の互角。 周防が妙な体勢で、クイーン戦を覗き込んでいる。観衆は意味が分からなか…

第68首 オリオン座のベラトリックス女戦士の星

千早は、はあああああと息を吐き切る。そこには太一の教えがあった。 千早 おまえは息をするだけで勝てる 息をしろっていったら たいていの人は思いっきり「吸う」けど 大事なのはまず「吐く」こと 思いっきり吐く 全部吐く そしたら 千早は立ち上がり、思い…

第55首 いまは一枚一枚

二回戦。初めてオーダーに入った筑波は、A級選手相手に苦戦。 あんなみっともないマネしてまで出たかった試合なのに 自信があったのに 自信が持てるのはかるただけだったのに―― 学校では深作先生が宮内先生に、かるた部の新入部員数を追及していた。宮内は20…

第22首 みんなに取り残されたくない

新の祖父は病に倒れながらも、ベッドの上でかるたの配置を考えていた。新はリハビリを手伝いながら、東京にいた時の話を何度も繰り返す。 「使ってえん教室で 千早と太一と練習したりして 千早はすごい”感じ”がよくて 僕もっと千早にいろいろ教えたかったな…

第1首 かるたって楽しいね

冒頭は、高校三年生の綾瀬千早がクイーン戦に挑む数カット。以降、物語は回想に移る。 6年まえ まだ情熱を知らない私 小学六年生の千早には、美少女グランプリの最終15人に選ばれるくらい美人の姉がいる。クラスメイトの真島太一が「姉妹なのに千早はまだ男…