chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

よをこめて

第240首 名人とかるたで話したい

瑞沢応援団がいる選手控室に、太一も合流。芹沢読手の序歌から、第五試合が始まる。若宮が四連取。札の神様に語り掛けるように、千早に札を送る。 行っといで みんな 迎えに行くさかい 呼んでね うちを 札の神様が千早を見上げている。若宮の視線も千早の方…

第236首 うちの代わりに近江神宮に

四戦目の勝利をもぎ取り、珍しくガッツポーズまで見せる周防。クイーン戦で「あい」を取ったのは千早で、残り札はあと一枚の1-5。次に読まれた「ちはやぶる」は空札。 こちらの札に「ちは」はなかった 新の試合中に「ちは」は出なかった 「ちは」は私のこと…

第229首 自分の人生が始まった気がするの

周防の払い手に勢いが出て来た。 読手さんがぼくを 天才にしてくれる 千早は若宮の得意とする敵陣左下段から「ほととぎす」を抜いた。札を拾う千早を、周防が見る。 きみもやっぱり "こっち側"か 新も千早を見て、初めてかるたを取った小学生の時を回想。 あ…

第224首 強靭な暗記

若宮は小さい頃から百人一首の本を読み漁っていた。例えば、藤原定家は障子一枚に二枚ずつの色紙を貼り、一つの壁に八枚で、それが四部屋。意味も人も工夫して並べられ。 千早は取った「もも」札を見詰め、若宮の強さの秘密を考える。送り札は「もろ」と思い…

第221首 かるたにおいては一要素でしかない

第二試合の大盤係は田丸の予定だが、もうすぐ始まるというのに着替えていない。花野が再び務めることに。着付けしてくれる大江はどういうわけか、出入口に散乱する大量の靴を整理中。田丸が桜沢先生に声を掛けられる。 「いい経験させてもらってるわね いい…

第217首 強い敵は強い味方

近江神宮で試合前の参拝が始まる。千早がふと新に目を向けると、新と新祖父の顔が重なって見えた。試合会場に入室する際、無数のフラッシュが炊かれ、千早は緊張のあまり真っ白。 京都駅に到着した大江は、千早父を発見。更には西田と駒野、瑞沢の後輩達、宮…

第186首 それがおまえの弱点だ

千早は理音に、一字決まりとなった「しら」を送られ、上段中央に一枚だけぽつんと置く。奇策に驚く周囲。 原田先生は痛む膝を抑えながら飛ばした札を探すが、見つからない。対戦相手の美馬が拾ってあげようとしないので、坪口が拾いに行き、美馬を睨む。美馬…

第158首 本物になりたい

試合が始まった。大江と花野は応援席。 試合数こなしてくると より感じる 富士崎の選手の身体の強さ 体幹の確かさ 強豪校を目指してる段階の私たちと すでに強豪である高校の 強い足腰 筑波の息がもう上がっているのが、花野は気になる。連戦で、僅差負けが…

第147首 勝者の責任

創部したばかりらしきチームが敗退して泣いている。北央の太田が馬鹿にするのを、千早憤慨。思い出すのは、太一と畳を運び入れた日、創部の苦労。他チームの会話が聞こえて来る。瑞沢は創部一年目で全国に出て 二年目で全国優勝で、でも創部時点で経験者が何…

第144首 最後の1年をみんなと戦いたい

原田先生が白波会に来ると、千早が久しぶりに顔を出している。太一退部に千早休部と、弟子から情報を得る。 千早は虚ろな様子でかるたを混ぜ、対戦相手にも不審がられる。原田が来て、正面の対戦相手が変わった。千早は原田に派手に叩きのめされる。 「千早…

第127首 みんな迎えにいくよ

若宮は最後に札を数えなくてはならないのに覚束ない。勝者の仕事として、猪熊が札を引き上げて行った。 待って… 待って うち 最後になんの札持ってたん? なんの札取られて負けたん? 待って 待って みんな 行かんといて 名人戦二戦目は原田先生の勝利。須藤…

第124首 名人戦なのに勝つ気がない

名人位・クイーン位決定戦。観戦席に新の姿が見えない。緊張気味に電話をする千早。電話の相手を察して、目を背ける太一。新は風邪で寝込んでいた。新と話すと「好きや」の言葉を思い出し、顔が赤くなる千早。 好きだって言われた日から 指先とお腹がいつも…

第118首 最後の最後は

痛む膝を抑え、立ち上がる原田先生。 膝をかばいもせず 策もなく取り合っとった 夢でも見てたか 飲まれた…… こんな17歳がいるのか 手を広げ、場の空気を呑み込む。再び集中しようと努めるが、次も新に自陣を抜かれる。 『偉大な先人の物真似をする若僧』 ………

第71首 いざ尋常に勝負

千早は逢坂に嫌な札を次々送られ、狙い札も上手く取れない。須藤が逢坂を観察。 見た目よりずっと気の強いかるたを取る子だな 「やす」も「しの」も綾瀬が敵陣で攻めたい札 それが自陣にあることで守らされる気持ちになる 攻め込まれる気持ちになる 宮内先生…

第31首 私にないものがある

対戦相手の金井に軽い嫌味を言われ、空札も続くわで、焦りのあまりお手付きを連発する千早。敵陣に手を伸ばし、自陣を取られてしまうミスも出る。 「つまらないわね 綾瀬さん 札とだけ戦ってるみたい」 気付けば、嫌な札ばかり送られている。配置を確認して…

第27首 夢が本物の夢に

若宮から二枚連取したとはいえ、相手残り7枚に23枚と大差を付けられている千早。だが、観衆から見ても戦意ダダ漏れの千早に、若宮も本気を出して来た。 千早 ついてない 流れが来たと思ったのに 苦手な大山札が続くなんて でも 場の札はもう30枚を切った 千…

第22首 みんなに取り残されたくない

新の祖父は病に倒れながらも、ベッドの上でかるたの配置を考えていた。新はリハビリを手伝いながら、東京にいた時の話を何度も繰り返す。 「使ってえん教室で 千早と太一と練習したりして 千早はすごい”感じ”がよくて 僕もっと千早にいろいろ教えたかったな…

第17首 私の一枚はただの一枚じゃない

千早がやっと乗って来た。須藤は千早の取り方が気になった。 いまの速さ―― 「う」でもう払ってる 「うら」がまだ読まれてないのに お手つき覚悟で狙ったのか? まさか 原田先生は読手一人でもう五試合目だと知る。 こんなに声を出す千早ちゃん 見たことがな…

第13首 おまえが笑ってりゃかるたは楽しい

五人揃い、正式に部活動として認められたかるた部。千早部長案は顧問の宮内先生に却下され、太一が部長に決定。機器・道具管理に西田、書記・対戦記録管理は駒野、会計に大江、千早はキャプテンという布陣。 千早は張り切って、駒野と大江を相手に練習すると…

第11首 真っ赤な恋の歌なんだ

無駄美人の千早だけではなく、実力テスト一位の太一も、校内では目立つ存在。そんな二人が組んでかるた部を作るも、無駄部と囁かれる。部室に畳を運び入れ、一息がてら雑談。千早はクイーンを目指しているのに、現クイーンが同い年であることすら知らなかっ…