chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

あけぬれば

第204首 冷徹な鬼になる自分を止められない

新がかるたを始めたのは4歳頃。7歳で年上の仲間に勝つ程に上達。父に勧められた野球やサッカーは下手なので、仲間から邪魔者扱い。しかし、祖父とのかるたは違う。 めきめきと やればやるだけ うまくなる感覚 ほかのなにでも得られなかった 自信 強い子と当…

第191首 絶対絶命を愛せよ

太一母が夫(太一父)との出会いを回想する。入り婿で、旧姓後藤から来る仇名のオリゴ糖のように優しいタイプ、優秀な外科医、学生時代に風紀委員同士だった、など。 「子供に1位を目指させるのは 私の方針なの 鶏口牛後って言うでしょう 1位になれない世界…

第169首 きっと下の子たちに残るのは

千早が若宮に敗戦したのを、新は確認してふと目を閉じる。その後6枚差で勝つが、村尾にはやっとの勝利に見えた。 A級準決勝は、新と西田、若宮と理音という組み合わせ。西田は団体戦後、千早に新との試合の感想を訊いていた。 試合 よく覚えてない もったい…

第158首 本物になりたい

試合が始まった。大江と花野は応援席。 試合数こなしてくると より感じる 富士崎の選手の身体の強さ 体幹の確かさ 強豪校を目指してる段階の私たちと すでに強豪である高校の 強い足腰 筑波の息がもう上がっているのが、花野は気になる。連戦で、僅差負けが…

第150首 才能のそばは苦しいよ

太一にヒョロからメールが届いた。 瑞沢二試合目三勝二敗でギリギリ。ヤベーぞ。来いよ。 木梨 行かねーよ、と呟き、周防との練習に戻る。太一は東大かるた会に通うようになっていた。周防との練習の何が楽しいのか、他の者には分からない。ただ、太一が話し…

第128首 名人の弱点はたぶん

名人戦は四戦目。原田先生が三戦目であっさり負けたのは、体力を考えてのことだった。自陣の定位置を変えて、勝負をかける。敵陣を攻め、送り札でノイズを、自陣も動かし。暗記が重要だ、と原田はいつも言っていた。 暗記がはいっていなければ勝負にならない…

第104首 ずっと一緒にがんばってきてくれた男の子だ

多くのギャラリーが息を詰めて見ている。 なんだ この試合は 高校生の…… しかも同会選手の試合なんか どこか緊張感のない空気になるのに これは…… 高校選手権A級決勝の あの二人(新と若宮)のような 沸き上がり 絞り出すような 本気 上段に並ぶ札を太一に突…

第21首 アクシデントが起こりませんように

かるたの聖地、近江神宮に到着。まずは、必勝祈願の参拝。 「ダメですよ 真ん中歩いちゃ 正中といって参道の中央は 神様の専用通路です」 大江に続き、宮内先生も拝礼について指導。 「型とか形式とか面倒だと思うかもしれませんが 神様が心が広いとは限りま…