chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

いまはただ

第241首 君は名人になれない

周防陣から難しい「む」を抜いた新。一旦眼鏡を外すと、畳に並ぶ札がぼやけて見える。 わからんが おそらくもっとだ もっと視界が不確かだ どれだけ心許ないやろう 周防の状態をそう推察する。新が小学生の時に太一と眼鏡無しで対戦した経験から、周防が得意…

第220首 挑戦者の覚悟が足りない

第一試合が終わっても、千早は最後の札について考えていた。 もっとはっきり もっと明確に主張するべきだった 挑戦者の覚悟が足りない 若宮は何食わぬ顔で札を箱に収めて立ち去るが、自分の取りで正しかったのかと疑問に思っていた。 なんで審判に判断を委ね…

第167首 人のかるたを受け入れろ

新の敵を討つ、と若宮は対戦相手の千早を見据える。が、疑問が生じる。 ? なんでうちがそんなこと思うんや 新の勝ちも負けも うちには関係あらへんのに ただ 確かめてはみたい あんたが新より強いなんてことがあるのか―― 千早の体調は万全。札を眺めると、…

第162首 やり続ける以外に自分を変える道はない

千早は札の配置を見て考えていた。 まただ …… いつから? 並べる札に 「ちは」が来なくなった ない 厳しく畳に目を落とし、鋭く札を取る。仲間それぞれに声を掛け、試合展開も把握している様子。新は前日に千早と会った時の言葉と表情を思い出し、合点が行っ…

第128首 名人の弱点はたぶん

名人戦は四戦目。原田先生が三戦目であっさり負けたのは、体力を考えてのことだった。自陣の定位置を変えて、勝負をかける。敵陣を攻め、送り札でノイズを、自陣も動かし。暗記が重要だ、と原田はいつも言っていた。 暗記がはいっていなければ勝負にならない…

第99首 世代交代か

準々決勝。新と坪口、原田先生と村尾、太一は須藤、千早は猪熊との対戦。千早は相手が元クイーンとは知らず、西田に聞かされても「へーそっかー」とあっさりした反応。 太一は北央勢に腕を揉んで貰ったり、飲み物を飲ませてもらっている須藤を見る。 須藤さ…

第90首 千速振る

千早の涙は止まらない。太一のTシャツで拭いて貰う。 やった やった 太一 おめでとう 太一がA級 つまり…… 敵(ライバル)!! 太一としては、自分のことで泣いてくれているのは嬉しいが、こうしてもいられない。千早の手首を掴み、太一はA級会場へ急ぐ。千早…

第81首 3勝するぞ

新はトイレに立ったついでに、試合会場前を通り、そのまま座り込む。 若宮は小さい頃を思い出し、気分が悪くなる。同じ年頃の女の子と楽しくかるたを取っていたのに、練習相手に年上の少年を宛がわれ、一人になるほど強くなるからと、同年代の仲間を排除され…

第59首 いま口に出す言葉は大丈夫かじゃない

決勝戦。千早は甘糟に連取され、札の取り方を何度も確認。試合中なのに反省? と甘糟に嫌味を言われる。西田はやり難そう。大江は「ボイン重そうなのに」と舐められつつも連取。 さっきの読手さんは―― ある意味すごく存在感があった でも 須藤さんは須藤さん…

第41首 期待に応えられないことに疲れていく

千早が中学二年の時、山本は初のクイーン位。かるたの内容は覚えていないが、テレビで涙を流しているのを見た記憶がある。原田先生も「強いぞ」と言っていた。 山本は西田と同じ翠北会所属。太一が西田にどんなタイプかと問う。 「ユーミンのかるたは 根気強…

第39首 天才に潰されないために

千早の対戦相手は、小6の立川梨理華。 軽い 身体全体で飛び出しても軽い 速い お手つきを怖がってない 耳もいい――…… 取られ続けている千早を見て、太一も焦る。 千早より速いのか!? まさか―― 千早…… 競技線から下がってる―― 苦戦していた千早だが、上手く…

第16首 ここにいるのはもう違うきみ

決勝戦のオーダーを考える五人。千早はこれまでの相手チームを見て来て、太一のように声を出せて全体を見れるリーダーが中央、千早と西田のような早く勝ち星を上げられる選手は端にし、挟まれた選手を盛り上げるのがベストだと提言する。どの選手と対戦する…