chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

おくやまに

第243首 示そう、私たちの鍛えてきた気力と体力を

クイーン戦側は空札が続く。千早は毎回立ち上がって確認。「さびしさに」で二人とも手を伸ばすが、タイミングはセイム。飛んだ札を若宮が拾うが、千早は強気に札を送る。更に札を移動し、中央に「す」札を置き、軌道の先にある「しの」「せ」を狙う作戦だ。…

第227首 百花に先駆けて

新からの「するぞ3勝」で、千早や大江達は太一からの同じ言葉を思い浮かべていた。その前を若宮が通り掛かるが、千早が押し退け気味で先に浦安の間に入る。クイーンを従えてという構図に、若宮母子は不快な表情。 新に太一から届いたメールには「周防にハン…

第213首 おれらの最初の夢をかなえよう

荒野に立ち尽くす千早。若宮が新に勝利した後、新が笑顔で若宮に手を伸ばす場面を、千早は想像していた。しかし、実際は違った。負けた新は怒りの形相で、帰りの電車内でもずっと悔しがっていたのだった。試合内容を振り返り、反省する。 ものすごいスピード…

第208首 本当に教えたいならうしろから

新は推薦入試に無事合格。南雲会で合格祝いの席を設けて貰った。新祖父の話で盛り上がる中、新は部屋の隅で一人練習を始める。村尾は忙しいし、周防とはタイプも違う。なかなか練習相手がいない。 友達なんやろ二人とも すごいな 神様が新はそれでいいって言…

第198首 反射が止まらない

予選第2試合目の読手は、牧野美登里六段。周囲の誰もが、身体がよく動き、音の反応も良く、一試合目で地力を見せつけた千早が優位と見ている。 最初の札は「おくやまに」。一戦戦って千早が「おおえ」と「おく」が得意と気付き、結川が千早陣から両方ぶっと…

第195首 それでこそ決定戦

千早が「あわじしま」を素早く札を取る様子に、周防が見入っている。千早母も千早が速く取る様子と聴力との関連に驚く。動き出しが早い千早につられ、結川も手を出すが「おくやまに」でおてつき。 腹立つわ 「おく」やないのがわかってたけど 念のため動いて…

第189首 消えていかないで

須藤は「ちは」を送られたが、「ちは」を捨てた太一の狙いは太一自陣、と読んでいる。 あと一枚だからと集中する理音は、突然顔の辺りに手が伸びて来て驚く。理音の前髪一本が落ちて来たのを、千早がキャッチしたのだった。再び集中しようとするが、次の札は…

第175首 いつか”感じ”なくなる

若宮は自身が出演したテレビ番組を観ようともせず、自室で寛いでいた。明星会はどうせ昔と変わらないのだろうからとまだ行っていないが、伊勢先生がくれた彼の著書をふと手に取る。 千早と太一は綾瀬邸の居間で視聴。画面に映る太一に驚愕する千早。原田先生…

第167首 人のかるたを受け入れろ

新の敵を討つ、と若宮は対戦相手の千早を見据える。が、疑問が生じる。 ? なんでうちがそんなこと思うんや 新の勝ちも負けも うちには関係あらへんのに ただ 確かめてはみたい あんたが新より強いなんてことがあるのか―― 千早の体調は万全。札を眺めると、…

第78首 もっと歌を聴いて

西田の相手は、低い体勢からの取り。背中が強そう。駒野が対戦する山井はおネエキャラなのに、取りが力強い。筑波は相手の変人チックな取り方にドン引き。太一も江村の技に苦戦。 に……二字決まりでも囲み手……!! 速く出て速く止まって…… そんなことがこのレ…

第60首 音になるまえの音

千早が「ひ」で取ったのは、この時点で二字決まりの札。甘糟はヤマがたまたま当たっただけと納得しようとするが、須藤は千早の聴力に内心驚いている。 イチかバチかで取ってるんじゃない 綾瀬千早は聞こえてる 「聞こえてる」んだ 自分の声のなにで判断され…

第22首 みんなに取り残されたくない

新の祖父は病に倒れながらも、ベッドの上でかるたの配置を考えていた。新はリハビリを手伝いながら、東京にいた時の話を何度も繰り返す。 「使ってえん教室で 千早と太一と練習したりして 千早はすごい”感じ”がよくて 僕もっと千早にいろいろ教えたかったな…

第6首 続けてたらまた会える

千早の右には太一、左には新がいる。一人ではないことが心強い千早。「ちはやぶる」の札が読まれ、三人とも取った。チーム名から相手に警戒されていてもおかしくなかったが、相手は一人も守れなかった。三人はそれぞれ調子を上げて行く。 相手副将の西田は、…

第5首 勝つんだ3人で

三人での下校中。 新も太一もいなくなるの? 一人になるの? 千早は「三月の大会には出ない!」と逃げ出す。 出ない かるたの大会なんか もうすぐ一人になるんなら 一人になるんなら かるたなんか楽しくない 男二人は「おれのせいで」「ぼくのせいで」と、原…

第1首 かるたって楽しいね

冒頭は、高校三年生の綾瀬千早がクイーン戦に挑む数カット。以降、物語は回想に移る。 6年まえ まだ情熱を知らない私 小学六年生の千早には、美少女グランプリの最終15人に選ばれるくらい美人の姉がいる。クラスメイトの真島太一が「姉妹なのに千早はまだ男…