chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

あきのたの

第240首 名人とかるたで話したい

瑞沢応援団がいる選手控室に、太一も合流。芹沢読手の序歌から、第五試合が始まる。若宮が四連取。札の神様に語り掛けるように、千早に札を送る。 行っといで みんな 迎えに行くさかい 呼んでね うちを 札の神様が千早を見上げている。若宮の視線も千早の方…

第228首 熱意をつないでいってもらいたい

第三試合の大盤係は田丸。「あなたもここに来るんでしょう」という桜沢先生の言葉を思い返し、浦安の間の空気に呑まれる。大盤に札を並べてみると、千早の思考がとめどなく溢れて来て、視界が歪む。 千早が九頭竜の読みでよく動けている、と若宮が気に掛け始…

第223首 あの子の魂は攻めがるた

「このたびは」を詠んだ菅原道真、「せをはやみ」の崇徳院は、平将門と並んで日本三大怨霊と呼ばれるが。 べつに怨霊とか思ってへん ずっと遊んできたおっちゃんたちや 敵陣で並んでもかまへん でも 千早 あんたはわざとやったな? 若宮からの厳しい視線で、…

第218首 あるだけで手を絡めに来る

大江が言う「強い敵は強い味方」について、近所にあった呉服店との関係を例えに説明。 「そこがお店をたたんでしまったら うちの店の売り上げが激減して 一店だけが――… 一人だけがどんなにがんばってても 強くても 場が盛り上がってなければ そのジャンルは…

第213首 おれらの最初の夢をかなえよう

荒野に立ち尽くす千早。若宮が新に勝利した後、新が笑顔で若宮に手を伸ばす場面を、千早は想像していた。しかし、実際は違った。負けた新は怒りの形相で、帰りの電車内でもずっと悔しがっていたのだった。試合内容を振り返り、反省する。 ものすごいスピード…

第203首 3人で到達できる最高点

第二試合が終わって観客が部屋から出ようとするも、千早が扉の前で寝ており、若干邪魔になっている。その後ろを擦り抜けて出て来た新は、千早と若宮に気付いた様子だが、顔を背けて立ち去る。 勝利した太一を、駒野や西田が労う。ヒョロは感涙しつつ、厳しい…

第200首 3人が2人と1人になる

千早は得意札の「しの」も「す」も敵陣からは取れなかった。千早がふと太一を見る。太一が千早に向かって厳しい表情で「す」札を掲げた。 牧野さんの読み 私も苦手だ でも太一が取れてるならいい いい 千早は冷静になる。 調子がよくて120パーセントが出てた…

第180首 読まれる札が浮いて見える

千早は西高の速水相手に苦戦。渡り手を見て新を思い出しつつ、足の爪の割れのせいで集中を欠いている。 速水は祖父が持っていた豪華な百人一首札の書体を真似て描く程好きだった。競技かるたをを始めたのは高校入学時。 書道は筆を置いた瞬間に その先の字が…

第124首 名人戦なのに勝つ気がない

名人位・クイーン位決定戦。観戦席に新の姿が見えない。緊張気味に電話をする千早。電話の相手を察して、目を背ける太一。新は風邪で寝込んでいた。新と話すと「好きや」の言葉を思い出し、顔が赤くなる千早。 好きだって言われた日から 指先とお腹がいつも…

第94首 自信をつけると化けそう

富士崎高校での合宿二日目。千早はヒョロに言われたことが気に掛かっていた。 真島は 綾瀬がそばにいないほうが 強いと思う 試合は四試合。桜沢先生が作った対戦表は、千早と理音が三戦。がっくりする理音に、満面の笑みの千早。 「山ちゃん 桜沢先生ってす…

第90首 千速振る

千早の涙は止まらない。太一のTシャツで拭いて貰う。 やった やった 太一 おめでとう 太一がA級 つまり…… 敵(ライバル)!! 太一としては、自分のことで泣いてくれているのは嬉しいが、こうしてもいられない。千早の手首を掴み、太一はA級会場へ急ぐ。千早…

第89首 A級だよう

A級決勝。新は懐かしさをもって、若宮の独特な札の配置や暗記方法を観察していた。 「新 けっきょく いちばんかるたが強いのは かるたに個人で向かい合ってきた者や はっきりさせようや うちかあんたか どっちにしても仲間はいらん」 若宮の挑発に、新は「そ…

第74首 試合さえ暇潰し

ペナルティの反省文を書いている新の元に、瑞沢がベスト4で試合中という情報が入る。 勝ってる がんばってる 太一 千早 若宮は新に暇潰しに、かるたをしようと言う。今日は団体戦の日だから、と断る新。 詩暢ちゃんにとっては 試合さえ暇潰しや 強すぎて 瑞…

第32首 盗めるものがあるなら盗んでいく

千早は瑞沢二組の対戦が見える位置を、ヒョロと陣取る。ヒョロは太一と当たり、三枚差で負けていた。 「甘糟先輩たちはさっさと帰っちゃったけど おれは 勝ってったやつらから 盗めるものがあるなら盗んでいく!!」 太一は気負っている。 来月には名人戦の…

第11首 真っ赤な恋の歌なんだ

無駄美人の千早だけではなく、実力テスト一位の太一も、校内では目立つ存在。そんな二人が組んでかるた部を作るも、無駄部と囁かれる。部室に畳を運び入れ、一息がてら雑談。千早はクイーンを目指しているのに、現クイーンが同い年であることすら知らなかっ…

第10首 強くなってあいつを待とう

かるたを蹴った新に、太一も激高。新を突き飛ばし、帰り支度を始める。もう昔の新ではないのだ。しかし、千早は「そんなことない」「信じてる」と言い募る。 「信じるとか言って 新に押しつけんな!」 その言葉にはっとする千早、そして新。 「かるた蹴る新…