chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

このたびは

第237首 あなたとかるたをしてみたかった

第五試合が20分後に始まるという局面で、若宮は新に頼み事。 アホやな ありえんやろ この貴重な20分に 人のためになんかしたったことなんて うちだってあらへん そうや どこまで行っても 一人でおることが うちの強さなんや 周防が山城読手に労われ、最後の…

第223首 あの子の魂は攻めがるた

「このたびは」を詠んだ菅原道真、「せをはやみ」の崇徳院は、平将門と並んで日本三大怨霊と呼ばれるが。 べつに怨霊とか思ってへん ずっと遊んできたおっちゃんたちや 敵陣で並んでもかまへん でも 千早 あんたはわざとやったな? 若宮からの厳しい視線で、…

第222首 あの子いじわるね

千早が試合序盤から定位置を動かし、若宮は千早陣左側に目を落とす。 札(みんな)がざわめいとる 居心地が悪そうにしとる なんのつもりや 千早 若宮の焦点はいつも競技線中心なので、千早としては自陣左下段に行くよう意図したもの。しかし、若宮は次に読ま…

第206首 勝つ自信あります

新の勝利を喜ぶ南雲陣営、太一の健闘を涙しつつ称える彼の応援者達。しかし、顔を覆って泣いていた千早は、歯を食いしばっており―― 大江が、続いて新が、そして他の皆も窓の外に気付き、一斉に見る。周防が真っ直ぐ新に指をさし、立ち去って行った。戸惑う面…

第201首 道路を開通させる

千早はリズムを整え、順調に取り始めた。 結川さん相手に 実行できなければ 詩暢ちゃんを前にしてできるわけがない 敵陣に手を出しすぎるな フライングを自分に許すな しっかり聴いてからでも 取れる札は取れる 「こ」が4枚あったが、暗記が得意なわけではな…

第193首 かるたしかないんやけどな

西日本女子代表は結川桃。主に小石川と練習。若宮とも取るが、歯が立たない。若宮はかるたとは関係のないテレビ番組での活動が目立ち、タレント気取りと陰口を叩かれている。若宮はスノー丸柄の着物を作るため、稼ぎたいだけだ。 「そんくらいのお金も自分で…

第179首 ここにいるみんなを翻弄しにきたから

休日の真島邸。食器を片付けたり花の手入れをしている太一母に、太一が視線を向ける。口煩いが、所作は綺麗。 解像度が上がる 音の解像度 目の解像度 千早はかるたも勉強も同じ時間を割く毎日を続けている。全力を出している状態だ。 身体の解像度 そして迎…

第147首 勝者の責任

創部したばかりらしきチームが敗退して泣いている。北央の太田が馬鹿にするのを、千早憤慨。思い出すのは、太一と畳を運び入れた日、創部の苦労。他チームの会話が聞こえて来る。瑞沢は創部一年目で全国に出て 二年目で全国優勝で、でも創部時点で経験者が何…

第121首 こんな気持ち悪いかるた取るやついねえ

千早はどの教科の先生になりたいのかをまだ決めていない。高校から大学への進学はノブのあるドアを選べる最後のチャンス、とは深作先生の弁。 「これも受け売りですが 『たいていのチャンスのドアにはノブが無い』と… 自分からは開けられない だれかが開けて…

第110首 おれなんかたいした人間じゃない

西日本予選決勝で、新は村尾と対戦することになった。東日本予選の決勝は原田対須藤で、太一の名前はない。ホッとする。が、心に影が差した。 なんでさっきホッとしたんやろ? 太一が負けて なんで…… 暗記時間を利用してトイレに行き、戻って試合開始。 いつ…

第77首 全敗の予感を

新は決勝戦を見るのを断念。団体戦に反応を示した新に、若宮が冷たい視線を送る。 「詩暢ちゃん 励まされる子がきっといるが すこしでも見に行かんか 団体戦」 若宮は新の勧めにも「そんなわけない」と言い、部屋を出て行く。 決勝戦。千早の札は厳しい状況…

第67首 これ以上がっかりしとうない

瑞沢の対戦相手は、東大合格者数ナンバーワンの山口美丘高校。高校生クイズ選手権の優勝メンバーが三人も並んでいる。彼等はシャッフルした札をそのまま中央に固めて並べた。自陣に定位置がないらしい。千早はあからさまに動揺。 大会実行委員会は新のことで…

第33首 運命なんかに任せねえ

千早が見る限り、大江と駒野の能力は同程度。なのに、枚数差がついている。駒野のお手付きが二回なのに対し、大江はゼロ。 お手つき…… 無条件で相手との差が2枚つく―― 私はずっと「2枚取れば取り返せる」と思ってたけど 金井桜さんとの試合で思った ミスをし…

第13首 おまえが笑ってりゃかるたは楽しい

五人揃い、正式に部活動として認められたかるた部。千早部長案は顧問の宮内先生に却下され、太一が部長に決定。機器・道具管理に西田、書記・対戦記録管理は駒野、会計に大江、千早はキャプテンという布陣。 千早は張り切って、駒野と大江を相手に練習すると…

第11首 真っ赤な恋の歌なんだ

無駄美人の千早だけではなく、実力テスト一位の太一も、校内では目立つ存在。そんな二人が組んでかるた部を作るも、無駄部と囁かれる。部室に畳を運び入れ、一息がてら雑談。千早はクイーンを目指しているのに、現クイーンが同い年であることすら知らなかっ…