chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

むらさめの

第240首 名人とかるたで話したい

瑞沢応援団がいる選手控室に、太一も合流。芹沢読手の序歌から、第五試合が始まる。若宮が四連取。札の神様に語り掛けるように、千早に札を送る。 行っといで みんな 迎えに行くさかい 呼んでね うちを 札の神様が千早を見上げている。若宮の視線も千早の方…

第235首 大事な人の希望でいたい

周防の陣の札が減ったことで、新の動線が変わり、新の荒々しい連取が続く。新からの送り札は「ちは」。大盤係を務める舜の認識では、新が「ちは」を送る局面はそうそう無い。ただ、それでは名人相手には勝てないのだ。正月の練習で、舜は読まれる札を事前に…

第223首 あの子の魂は攻めがるた

「このたびは」を詠んだ菅原道真、「せをはやみ」の崇徳院は、平将門と並んで日本三大怨霊と呼ばれるが。 べつに怨霊とか思ってへん ずっと遊んできたおっちゃんたちや 敵陣で並んでもかまへん でも 千早 あんたはわざとやったな? 若宮からの厳しい視線で、…

第204首 冷徹な鬼になる自分を止められない

新がかるたを始めたのは4歳頃。7歳で年上の仲間に勝つ程に上達。父に勧められた野球やサッカーは下手なので、仲間から邪魔者扱い。しかし、祖父とのかるたは違う。 めきめきと やればやるだけ うまくなる感覚 ほかのなにでも得られなかった 自信 強い子と当…

第155首 努力でたどりつける最高点

撮影現場に若宮が現れた。当初は若宮に話が来ていたらしい。周防が言う。 「僕は 自分のことは天才だと思うけど 詩暢ちゃんはちがうと思う あれは 努力の人だよ」 テレビカメラの前に、対戦相手役として座る羽目になった太一。撮影では見栄えのする一字決ま…

第147首 勝者の責任

創部したばかりらしきチームが敗退して泣いている。北央の太田が馬鹿にするのを、千早憤慨。思い出すのは、太一と畳を運び入れた日、創部の苦労。他チームの会話が聞こえて来る。瑞沢は創部一年目で全国に出て 二年目で全国優勝で、でも創部時点で経験者が何…

第143首 周回遅れのチーム作り

千早と太一がかるた部を辞めたという情報に、新はショックを受ける。理音と対戦中も、頭がいっぱい。 辞めたって… 本当やろか せめて それだけでも確認…… 本当やったら とんでもなく悩んでるってことや 千早と太一が…… 二試合目、新は日向と対戦。日向が札に…

第132首 じゃあもう一年おまけ

ロビーでばったり出会う千早、太一、新。揃って原田先生の控室に走るが、原田は休息中。妻が静かに付き添っているのを見て、三人はそっと後にした。咳が酷い新は、ロビーで観戦することに。 名人戦第五試合目、最終戦。周防は髭を剃り、髪を束ねて現れた。原…

第128首 名人の弱点はたぶん

名人戦は四戦目。原田先生が三戦目であっさり負けたのは、体力を考えてのことだった。自陣の定位置を変えて、勝負をかける。敵陣を攻め、送り札でノイズを、自陣も動かし。暗記が重要だ、と原田はいつも言っていた。 暗記がはいっていなければ勝負にならない…

第125首 勝ち星さえコントロール

若宮は着物の袖が邪魔そうだが、いつもの通り。猪熊もブランクを感じさせない取り。動きの速さと正確さの若宮、誰よりも速く聞き分けられる”感じ”の猪熊。クイーン戦は17-17の互角。 周防が妙な体勢で、クイーン戦を覗き込んでいる。観衆は意味が分からなか…

第116首 全力出して勝ったほうが上に行く

敵側の新に千早が何やら話していたのを「新に勝って欲しいのか」と太一が咎めるが、千早は不思議そうな顔。 「ちがうよ でも 全力出して勝ったほうが上に行く それが決定戦でしょ」 太一は毒気を抜かれてしまった。 原田の棄権は、体力温存のため。必要なの…

第94首 自信をつけると化けそう

富士崎高校での合宿二日目。千早はヒョロに言われたことが気に掛かっていた。 真島は 綾瀬がそばにいないほうが 強いと思う 試合は四試合。桜沢先生が作った対戦表は、千早と理音が三戦。がっくりする理音に、満面の笑みの千早。 「山ちゃん 桜沢先生ってす…

第86首 当たるまで左手で

札を大量に移動するのはマナー違反だが、対戦相手の夕部が許してくれた。千早は綺麗に札を払う。 できた いつもどおり 左右真逆の「いつもどおり」だ 夕部も負けてはいない。夕部の策に感心しながら、千早は楽しんで札を取り続ける。新は小学校時代の千早を…

第74首 試合さえ暇潰し

ペナルティの反省文を書いている新の元に、瑞沢がベスト4で試合中という情報が入る。 勝ってる がんばってる 太一 千早 若宮は新に暇潰しに、かるたをしようと言う。今日は団体戦の日だから、と断る新。 詩暢ちゃんにとっては 試合さえ暇潰しや 強すぎて 瑞…

第39首 天才に潰されないために

千早の対戦相手は、小6の立川梨理華。 軽い 身体全体で飛び出しても軽い 速い お手つきを怖がってない 耳もいい――…… 取られ続けている千早を見て、太一も焦る。 千早より速いのか!? まさか―― 千早…… 競技線から下がってる―― 苦戦していた千早だが、上手く…

第27首 夢が本物の夢に

若宮から二枚連取したとはいえ、相手残り7枚に23枚と大差を付けられている千早。だが、観衆から見ても戦意ダダ漏れの千早に、若宮も本気を出して来た。 千早 ついてない 流れが来たと思ったのに 苦手な大山札が続くなんて でも 場の札はもう30枚を切った 千…

第11首 真っ赤な恋の歌なんだ

無駄美人の千早だけではなく、実力テスト一位の太一も、校内では目立つ存在。そんな二人が組んでかるた部を作るも、無駄部と囁かれる。部室に畳を運び入れ、一息がてら雑談。千早はクイーンを目指しているのに、現クイーンが同い年であることすら知らなかっ…