chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

おとにきく

第222首 あの子いじわるね

千早が試合序盤から定位置を動かし、若宮は千早陣左側に目を落とす。 札(みんな)がざわめいとる 居心地が悪そうにしとる なんのつもりや 千早 若宮の焦点はいつも競技線中心なので、千早としては自陣左下段に行くよう意図したもの。しかし、若宮は次に読ま…

第205首 生まれて初めて札が愛しかった

新と太一の三試合目。畳に並べた50枚に「ちは」はなかった。 転校先に千早がおらんかったら おれたちはどうなっとったやろう? 若宮が千早に、三番勝負ではなく五番勝負でのクイーン戦を持ち掛ける。初めての五番勝負にて、話題性のある「女子高生」クイーン…

第192首 行くんだその先へ

新は村尾との会話で、友達はかるた絡みくらいと指摘され、由宇もいると反論するが、村尾は「兄妹みたいなもんやろ」と否定。新が他には、と考えているところで、村尾にメールが届く。 「 新はラッキーやわ 神様がそれでいいって言ってくれとる気がする」 村…

第180首 読まれる札が浮いて見える

千早は西高の速水相手に苦戦。渡り手を見て新を思い出しつつ、足の爪の割れのせいで集中を欠いている。 速水は祖父が持っていた豪華な百人一首札の書体を真似て描く程好きだった。競技かるたをを始めたのは高校入学時。 書道は筆を置いた瞬間に その先の字が…

第158首 本物になりたい

試合が始まった。大江と花野は応援席。 試合数こなしてくると より感じる 富士崎の選手の身体の強さ 体幹の確かさ 強豪校を目指してる段階の私たちと すでに強豪である高校の 強い足腰 筑波の息がもう上がっているのが、花野は気になる。連戦で、僅差負けが…

第117首 ぼくは名人戦で戦うなら

かるた会館から程近い公園。周防に「君はここでどらやき食べててもいいA級の人?」と訊かれ。 「いいんです クイーン戦は来年出ます」 千早は周防を質問攻めにする。和菓子を配るのは何故か、声が小さいのは何故か。しかし、稀代の”感じ”の良さは、とは聞け…

第103首 出し切るんだ自分のかるたを

吉野会大会A級決勝、綾瀬千早対真島太一。同級生、しかも同会同士の対決が、A級で行われるのは珍しい。福井から来た新は帰らなくてはならない時刻だが、千早の顔を見て気が変わる。 「見てく 見んとダメな気がする」 村尾も残ることになった。太一に負けたか…

第48首 師を持たない人間はだれの師にもなれん

テレビの解説が続く。 「周防名人は 基本的な一字決まり”む・す・め・ふ・さ・ほ・せ”のほかに―― 一字目で判別できる札が 21枚あると言っているんです たとえば ”かくとだに”の”か”と ”かささぎの”の”か”でも あとに続く音のちがいで 別の音に聞こえる――… か…

第27首 夢が本物の夢に

若宮から二枚連取したとはいえ、相手残り7枚に23枚と大差を付けられている千早。だが、観衆から見ても戦意ダダ漏れの千早に、若宮も本気を出して来た。 千早 ついてない 流れが来たと思ったのに 苦手な大山札が続くなんて でも 場の札はもう30枚を切った 千…

第20首 野守は見ずや君が袖振る

全国大会の引率は、鳥人間コンテスト見学ついでの柴田先生になった。顧問の宮内先生は、かるたに興味が無いのだ。 「神社である大会なんて お祭りみたいなものじゃないですか?」 駒野は成績が下がったことを宮内に注意される。千早は駒野に部を辞めないよう…

第12首 畳の上で努力し続けられるやつがいい

西田のかるた歴は10年。太一には、西田と大江の入部が有難い。 「おれ 千早には一回も勝てねーし おれが名人目指してるわけじゃねーから 勝てなくてもいいんだけど 千早の練習にはなんないじゃん」 西田が肉まんを頬張りつつ、太一に話す。 「綾瀬さー あい…