chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

あきかぜに

第245首 歌に意味に情景に引き寄せられる

千早、新ともに「ちは」札を取った。小学生の時の言葉、「あれは名人になるやつだから」「じゃあ綾瀬さんはクイーンやの」の実現に近付く一歩だ。 やっと やっと 迎えにきたよ 迎えにきたよ 沸く千早応援団の部屋から、そっと出る太一。太一はロビーの椅子に…

第199首 瞳に映りたい

太一対新は、新が序盤で五枚差と優勢。新は太一に鋭い視線を送る。 いま 目の前におるのは 勝つか負けるかようわからんライバル ぶっ潰す 栗山先生の見立てでは、新は自分の取りに集中している。 かるたってやつは 取るのは簡単なんや 難しいのは いかに取ら…

第180首 読まれる札が浮いて見える

千早は西高の速水相手に苦戦。渡り手を見て新を思い出しつつ、足の爪の割れのせいで集中を欠いている。 速水は祖父が持っていた豪華な百人一首札の書体を真似て描く程好きだった。競技かるたをを始めたのは高校入学時。 書道は筆を置いた瞬間に その先の字が…

第179首 ここにいるみんなを翻弄しにきたから

休日の真島邸。食器を片付けたり花の手入れをしている太一母に、太一が視線を向ける。口煩いが、所作は綺麗。 解像度が上がる 音の解像度 目の解像度 千早はかるたも勉強も同じ時間を割く毎日を続けている。全力を出している状態だ。 身体の解像度 そして迎…

第163首 目の前にいるのはおれやよ

太一が来た。願ってはいたが思いがけぬ人物の登場に、驚く部員と母親達。西田は隣の千早に伝えようとするが、千早は目の前に集中し過ぎており気付かない。太一は千早の陣を見る。 か… 勝ってる いま 6枚差? 新 相手に 勝ってるのか!? 新は額の汗を拭く。 …

第147首 勝者の責任

創部したばかりらしきチームが敗退して泣いている。北央の太田が馬鹿にするのを、千早憤慨。思い出すのは、太一と畳を運び入れた日、創部の苦労。他チームの会話が聞こえて来る。瑞沢は創部一年目で全国に出て 二年目で全国優勝で、でも創部時点で経験者が何…

第115首 証明する義務がある

新は自陣右を原田先生に狙わせて、他の三か所を拾う作戦。札を動かし、自陣右がだんだん薄くなって行く。皆が新の上手さに唸っている。 翠北会の北野先生が原田を嫌う理由は、31年前の出来事にある。牧野読手の読みで名人戦に向けて調子を崩したくないからと…

第99首 世代交代か

準々決勝。新と坪口、原田先生と村尾、太一は須藤、千早は猪熊との対戦。千早は相手が元クイーンとは知らず、西田に聞かされても「へーそっかー」とあっさりした反応。 太一は北央勢に腕を揉んで貰ったり、飲み物を飲ませてもらっている須藤を見る。 須藤さ…

第61首 運命戦は運命じゃない

四組が運命戦。北央はきっちり「札分け」し、確実に二勝稼げるように企てて来た。 この形になったら 敵陣を抜かなきゃ勝てない―― 準備不足だ こんな状況になることを想定してなかった 団体戦の経験不足だ 経験を蓄積した伝統校 北央との差がここで出るなんて…

第1首 かるたって楽しいね

冒頭は、高校三年生の綾瀬千早がクイーン戦に挑む数カット。以降、物語は回想に移る。 6年まえ まだ情熱を知らない私 小学六年生の千早には、美少女グランプリの最終15人に選ばれるくらい美人の姉がいる。クラスメイトの真島太一が「姉妹なのに千早はまだ男…