chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

あまつかぜ

第241首 君は名人になれない

周防陣から難しい「む」を抜いた新。一旦眼鏡を外すと、畳に並ぶ札がぼやけて見える。 わからんが おそらくもっとだ もっと視界が不確かだ どれだけ心許ないやろう 周防の状態をそう推察する。新が小学生の時に太一と眼鏡無しで対戦した経験から、周防が得意…

第234首 ずっといた

千早の視線は太一に釘付け。 太一 太一が 太一が来た 挑戦者決定戦の後、大江が太一にこっそり問いかけた言葉を、千早は聞いていた。 「真島くんは いまでも千早ちゃんを好きですか……?」 「もうよくわからん… でも だんだん薄れていくんじゃないかって思う…

第223首 あの子の魂は攻めがるた

「このたびは」を詠んだ菅原道真、「せをはやみ」の崇徳院は、平将門と並んで日本三大怨霊と呼ばれるが。 べつに怨霊とか思ってへん ずっと遊んできたおっちゃんたちや 敵陣で並んでもかまへん でも 千早 あんたはわざとやったな? 若宮からの厳しい視線で、…

第158首 本物になりたい

試合が始まった。大江と花野は応援席。 試合数こなしてくると より感じる 富士崎の選手の身体の強さ 体幹の確かさ 強豪校を目指してる段階の私たちと すでに強豪である高校の 強い足腰 筑波の息がもう上がっているのが、花野は気になる。連戦で、僅差負けが…

第147首 勝者の責任

創部したばかりらしきチームが敗退して泣いている。北央の太田が馬鹿にするのを、千早憤慨。思い出すのは、太一と畳を運び入れた日、創部の苦労。他チームの会話が聞こえて来る。瑞沢は創部一年目で全国に出て 二年目で全国優勝で、でも創部時点で経験者が何…

第109首 読まれない札は永遠に読まれない

新は周防に言われたことの意味が分からずムカムカ。闘志を燃やしていた。 きみはいつか名人になる 次じゃない きみを見ててもテンション上がらない 周防は若宮と一緒に近江神宮へ。きちんと参拝する若宮に、周防は言う。 「きみの強さを支えているのは そう…

第99首 世代交代か

準々決勝。新と坪口、原田先生と村尾、太一は須藤、千早は猪熊との対戦。千早は相手が元クイーンとは知らず、西田に聞かされても「へーそっかー」とあっさりした反応。 太一は北央勢に腕を揉んで貰ったり、飲み物を飲ませてもらっている須藤を見る。 須藤さ…

第72首 得意がかすむほど苦手をなくすこと

千早はペースを掴めずにいる。際どい取りがあった。西田の忠告に従い、千早は自分の取りだと主張する。相手がすんなり認め、千早はむしろ動揺。仲間達は呆然。 ダメだ…… 譲られて逆にペース乱すなんて 心底モメるの向いてねえ…… 花野の偵察メモで、相手が悲…

第51首 おれは選んでがんばるんだ

花野は爪の手入れに、恋バナメールにと忙しい。国立文系クラスの千早は西田と、国立理系の太一は駒野と同じクラス。太一は考え込んでいた。 千早―― わかってないんだあいつ いま時間がどれだけ大切か 思いつきでやりたいことだけやりたがってんだ クイーンに…

第14首 二人のもの

六月、全国高等学校かるた選手権大会東京都予選。本選は七月に滋賀の近江神宮で行われる。瑞沢かるた部は皆、袴姿で参戦。千早はかるた選手ばかりが集まる会場に感動し、新に知らせようとメールを打ち始める。先月の誕生日以降、頻繁にメールを送っているも…

第1首 かるたって楽しいね

冒頭は、高校三年生の綾瀬千早がクイーン戦に挑む数カット。以降、物語は回想に移る。 6年まえ まだ情熱を知らない私 小学六年生の千早には、美少女グランプリの最終15人に選ばれるくらい美人の姉がいる。クラスメイトの真島太一が「姉妹なのに千早はまだ男…