chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

第72首 得意がかすむほど苦手をなくすこと

千早はペースを掴めずにいる。際どい取りがあった。西田の忠告に従い、千早は自分の取りだと主張する。相手がすんなり認め、千早はむしろ動揺。仲間達は呆然。

ダメだ…… 譲られて逆にペース乱すなんて 心底モメるの向いてねえ……

花野の偵察メモで、相手が悲恋系歌手のファンと察した駒野は、相手が得意そうな恋愛系の札を抑えて行く。

まずおれが 今日一試合目のおれが まず流れに乗るんだ

千早は連取させて貰えず、差が広がっている。太一は不安になる。

また言い過ぎたか? おれ

しかし、千早は落ち着いた表情。去年とは違う。一年経ったのだ。

逢坂の鉢巻は、逢坂が皆の分も作ったのだった。逢坂は仲間からの視線を感じ、声掛けするが。

団体戦やのに なんで声出すの 私だけなんやろ クイーン? えつにどうでもええ

千早が敵陣の大山札を、囲み手から破って取った。須藤が知る千早は、大山札が苦手だった。

得意な札を速く取れるやつはたくさんいる 本当に勝負を分けるのは 得意がかすむほど苦手をなくすこと

千早の囲み手が下手だと注意したのは西田だ。よく聴いて飛び込むのが向いていると勧めたのは駒野。皆が練習に付き合ってくれた。

クイーンはどうでもええ でも この子は ここで叩く

逢坂は静かにそう決意した。

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memo

菫のかるた要素ゼロな女子的メモですら役立てる、机くんの分析力に乾杯。歌手の名前を聞いて悲恋系と分かるとか、巷で流行りの音楽とは無縁そうなイメージなので意外であった。読まれた札は「わがいおは」「こころにも」「はるのよの」「やまがわに」「みちのくの」「おおえやま」「いまこんと」「あまつかぜ」「あらざらん」「きみがため・お」。