chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

第71首 いざ尋常に勝負

千早は逢坂に嫌な札を次々送られ、狙い札も上手く取れない。須藤が逢坂を観察。

見た目よりずっと気の強いかるたを取る子だな 「やす」も「しの」も綾瀬が敵陣で攻めたい札 それが自陣にあることで守らされる気持ちになる 攻め込まれる気持ちになる

宮内先生は別の視点で観察。

相手は細い女の子たちばかりなのに強く見える この統一感…… まさか ポイントはハチマキ!? 次に作るべきはハチマキ!!

筑波は疲れて居眠り。男の自分でもそうなってしまうのにと、試合に出続けている大江が心配になる。

千早は札を見ながら、攻めるか守るか迷う。原田先生が頭の中で訴えかけて来る。

千早ちゃん 苦しいときの右下段!! なにがなんでも右下段!!

右下段から出たが、逢坂が自身の名前にもある「めぐりあいて」の札を取り逃す筈もない。

これが西の代表…… ちがう あの予選の日より もっともっと速さを磨いた クイーン候補

千早は「かぜそよぐ」の札で何とか一枚。大江が「風そよぐ、ですね」と声を掛けて来る。

かぜそよぐ ならのをがはの ゆふぐれは みそぎぞなつの しるしなりける

清々しく暮れてゆく夏の最後の一日を詠んだ歌。気付けば、雨が上がっている。

千早ちゃん 八百年まえ 「風そよぐ」と詠んだ心は とても涼やかだったはずです 風が 聴こえるほど

千早は大江のその解説を覚えている。次の札「すみのえ」が夢に纏わる歌であることも。前を見据えた。

恵夢ちゃん いざ 尋常に勝負

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恵夢相手に苦戦する千早が、かなちゃんの「かぜそよぐ、ですね」でクールダウン。仲間のふとした言葉が試合中役立つ場面が結構あるけれど、いいよね。読まれたのは「おぐらやま」「めぐりあいて」「よをこめて」「かぜそよぐ」「すみのえの」。