chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

第73首 クイーンと戦う前提で練習してきた

流れは瑞沢だが、大山札の攻防で、今度は逢坂が上手く取る。

囲み手破りの対策なんてやってるに決まっとお クイーンと戦う前提で練習してきたんや

逢坂がムキになって来たのを、千早は感じる。観衆の注目も、北央と富士崎戦から移り始めた。

明石女子のエンジンは逢坂 でもほかの子たちも着実に力をつけてきとる クイーンを目指す逢坂の練習相手なるいうんは そういうことや 動機があればここまで強くなるんやな いまの明石女子は 逢坂のために強くなったチーム

須藤は千早に若宮詩暢の姿を見る。

あいつ あんな札際の速いかるたを取るやつだったか? 逢坂のほうが飛び出しは速いのに抜いていった――… まるで……

千早に連取が出て来た。逢坂の仲間から初めて掛け声が出た。

「恵夢 まず私勝つから あんたは焦らんでやりぃよ」

逢坂は皆の期待に応えようと頑張って来た。そんな彼女の変化を、カメラ男子が見て取る。

欲にまみれる君が見たい

千早がモメ負けた。モメるのもモメられるのも向いていない。太一はいつもの千早になるのを感じ取り、声を出す。

「よし ここから攻めるぞ 瑞沢!!」

逢坂からも仲間に掛け声が上がり、観衆の視線が集まっている。

両者互角 空気が 全員の圧力がぶつかってる

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恵夢メインの回。読まれた札は「みよしのの」「あさぼらけ・う」「あらしふく」「つきみれば」「やすらわで」「あいみての」「ありあけの」「こぬひとを」。しかし、長い試合だ。

第13巻終了。向日葵の花言葉は「私はあなただけを見つめる」「愛慕」「崇拝」。袖の歌は第71首より「風そよぐ」。巻末四コマ漫画のネタは、もし瑞沢が女子校だったら、男子校だったら、北央が女子校だったら。