chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

あさぼらけ・う

第235首 大事な人の希望でいたい

周防の陣の札が減ったことで、新の動線が変わり、新の荒々しい連取が続く。新からの送り札は「ちは」。大盤係を務める舜の認識では、新が「ちは」を送る局面はそうそう無い。ただ、それでは名人相手には勝てないのだ。正月の練習で、舜は読まれる札を事前に…

第219首 おれの行くところじゃない

長崎から来た周防兼子と正と合流し、乗り継ぎホームへ向かおうとする太一が、千歳と遭遇。千早の着物が入ったキャリーバッグを太一に押し付け、千歳は立ち去ろうとするが。 名人戦の大盤係は、周防側が須藤、新の方は松林舜。新がリードしている。栗山先生の…

第182首 だれかの物語の一部分だ

千早は咄嗟に飛び出し、太一に訴える。 「だ だめ 太一 だめ そんなのはしちゃいけない賭けだよ」 しかし、千早を見る太一より先に、須藤が反応。 「うっせえ 綾瀬 どうせ攪乱するための作戦だろ ふざけんな 乗んねえよ」 立ち去る須藤、真っ直ぐ前を向いた…

第175首 いつか”感じ”なくなる

若宮は自身が出演したテレビ番組を観ようともせず、自室で寛いでいた。明星会はどうせ昔と変わらないのだろうからとまだ行っていないが、伊勢先生がくれた彼の著書をふと手に取る。 千早と太一は綾瀬邸の居間で視聴。画面に映る太一に驚愕する千早。原田先生…

第162首 やり続ける以外に自分を変える道はない

千早は札の配置を見て考えていた。 まただ …… いつから? 並べる札に 「ちは」が来なくなった ない 厳しく畳に目を落とし、鋭く札を取る。仲間それぞれに声を掛け、試合展開も把握している様子。新は前日に千早と会った時の言葉と表情を思い出し、合点が行っ…

第127首 みんな迎えにいくよ

若宮は最後に札を数えなくてはならないのに覚束ない。勝者の仕事として、猪熊が札を引き上げて行った。 待って… 待って うち 最後になんの札持ってたん? なんの札取られて負けたん? 待って 待って みんな 行かんといて 名人戦二戦目は原田先生の勝利。須藤…

第114首 せき止めてみようか

名人戦挑戦者決定戦。千早が新に視線を送ると、目が合った。胸を高鳴らせる両者。千早は隣に座る太一を見る。太一は厳しい表情で前を見据えている。 いろんな気持ちがあるから 100パーセント だれかを応援するって難しい…… 私も大人になったなー、と思う千早…

第104首 ずっと一緒にがんばってきてくれた男の子だ

多くのギャラリーが息を詰めて見ている。 なんだ この試合は 高校生の…… しかも同会選手の試合なんか どこか緊張感のない空気になるのに これは…… 高校選手権A級決勝の あの二人(新と若宮)のような 沸き上がり 絞り出すような 本気 上段に並ぶ札を太一に突…

第85首 右手で取れるのが1試合なら

高校選手権個人戦。千早の目の前で、若宮がにこやかに新に話している。 「新 命拾いしたわぁ 新とまた一回戦で当たらんでほんまによかった ここ何年かの成長分の実力差ぁを 見せつけられるとこやったわ」 ぷっと吹き出す新。そのまま立ち去る若宮。 新だけや…

第73首 クイーンと戦う前提で練習してきた

流れは瑞沢だが、大山札の攻防で、今度は逢坂が上手く取る。 囲み手破りの対策なんてやってるに決まっとお クイーンと戦う前提で練習してきたんや 逢坂がムキになって来たのを、千早は感じる。観衆の注目も、北央と富士崎戦から移り始めた。 明石女子のエン…

第41首 期待に応えられないことに疲れていく

千早が中学二年の時、山本は初のクイーン位。かるたの内容は覚えていないが、テレビで涙を流しているのを見た記憶がある。原田先生も「強いぞ」と言っていた。 山本は西田と同じ翠北会所属。太一が西田にどんなタイプかと問う。 「ユーミンのかるたは 根気強…