chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

第125首 勝ち星さえコントロール

若宮は着物の袖が邪魔そうだが、いつもの通り。猪熊もブランクを感じさせない取り。動きの速さと正確さの若宮、誰よりも速く聞き分けられる”感じ”の猪熊。クイーン戦は17-17の互角。

周防が妙な体勢で、クイーン戦を覗き込んでいる。観衆は意味が分からなかったが、太一や須藤は知っている。原田先生も気付いて青筋を立てる。

私相手でも 枚数をコントロールする気か この小童がっ

クイーン戦は一進一退。猪熊が得意札「ちは」を取ってガッツポーズ。

なんや ムカつくわ 「ちは」にムキになる人 多すぎ…

若宮はそう考えながら、観客席に千早を見つける。これで公式戦初の運命戦となってしまったが、自陣の得意札「しのぶれど」を押さえ、一回戦はクイーン若宮勝利。

この札たちが 私を選ばんはず ない

悪質だと分かる者達が苛立つ通り、名人戦も運命戦となっていた。こちらは挑戦者、原田の勝利。周防の調整が失敗に終わった、と見る向きも多いが、太一と須藤の考えは違う。

ちがう ちがう…… 原田先生 周防さんは 勝ち星さえコントロールして 5戦目までいくつもりだ

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一戦目が終了。解説役の天然ちゃんがうざい。読まれたのは「ながらえば」「ひさかたの」「あらざらん」「こころあてに」「たれをかも」「しらつゆに」「これやこの」「むらさめの」「ちはやぶる」「しのぶれど」「なにしおわば」。他に「あまのはら」が飛んでいる描写もある。