chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

第77首 全敗の予感を

新は決勝戦を見るのを断念。団体戦に反応を示した新に、若宮が冷たい視線を送る。

「詩暢ちゃん 励まされる子がきっといるが すこしでも見に行かんか 団体戦

若宮は新の勧めにも「そんなわけない」と言い、部屋を出て行く。


勝戦。千早の札は厳しい状況。理音は不気味に口角を上げている。暗記時間に富士崎チームは理音を残して席を立ち、廊下でストレッチついでに恋バナ。若宮が通り過ぎる。

団体戦のトップレベルの選手でも 楽しそうにつるんでワイワイやって 札から離れて

必死に暗記する西田、筑波。駒野もシミュレーション。

考えろ 考えとくんだ どう動いてどう取ってどう送るか いろんなパターン考えるんだ 「たぶん僕は勝てない そんなに甘くない」 越えたい 自分でしてしまったあの分析を

江村が席に戻った。やはり新に似ている、と太一は見て考える。

全国大会団体戦決勝 相手は富士崎の主将で A級 自分で対戦相手を選んだ ここで勝てたら変われるんじゃないか――

江村が口を開いた。

「覚えてるよ きみ 去年うちの先輩とB級の決勝を戦ったよな 覚えてるよ」

で、まだB級? と、線を引かれたように感じる太一。


試合が始まり、初っ端から相手に取られ、相手に目をやる千早。

な…… なにこれ ちがう 全然ちがう 反応が ”感じ”が

富士崎側が皆、札を取っていた。桜沢先生が見守っている。

理音 決勝戦だけの1試合 読手はあなたのお祖母さまの山城今日子七段 今日は存分にやれるでしょう? ほかのみんなも5枚も取れば与えられるはず 瑞沢に 全敗の予感を

若宮は試合を見に来ていた。

なんでや 新 つまらん試合になりそうやのに……

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続、詩暢の生着替え。スノー丸かぼちゃぱんつ。なかなか無頓着な女子である模様。決勝戦で読まれている札は「このたびは」「おもいわび」。