chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

第76首 日本一をかけて戦うよ

大江は利き手を負傷していた。

「ラッキーなんです! ケガしたのがエースの千早ちゃんじゃなくて スタメンに入れる1年生もいて いい風が吹いてる 瑞沢が優勝するシナリオです!」

筑波は花野に怪我に気付いていたのかと訊かれて「もちろん」と答えたが、体力を心配していただけだった。

大江先輩とおれの嘘は 全然ちがう

富士崎は決勝戦で初めて抜擢された山城理音のことで不協和音。太一は新と似た男を見つける。

なんか…… 新に似てるな 身体つきとかメガネ顔とか―― あれ……? おれ いままで 新のこと忘れてた…? あんなにチョコチョコ浮かんでたのに 集中してたから? 団体戦に……

駒野は得た情報から、外れるメンバーと下級生が入ることも読んでいた。

僕ができるのはここまでだ たぶん僕は試合では勝てない そんなに甘くない だけど だけど

勝戦。読手は山城今日子七段。富士崎の山城理音は、彼女の孫だった。オーダーは理音と当たるのが千早。ここまで出場していなかったので、駒野のデータは無い。

でも 綾瀬は 女子で日本一になるんだろ?

太一の対戦相手は、新似の男、江室凌雅。主将対決となった。駒野には意外なことに、太一が自ら「おれは主将とやる」と言ったのだった。

逃げない 団体戦のおれは 新だって怖くない

千早が仲間に話す。

「私って じつは欲張りなんだ クイーンになるより 女子で日本一になるより みんなで日本一になるほうが絶対難しい」

運営の先生に新が来ていると聞いたヒョロが、新が滞在している部屋に現れた。

「綿谷くん…… い 行かないの? 応援に 真島と千早が 日本一をかけて戦うよ」

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勝戦のメンバー顔合わせ。一方、詩暢ちゃんは新など男子勢に構わず生着替え。スノー丸キャミ。