chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

第75首 僕を助けるのは僕のデータ

千早は敗戦。倒れ込む寸前、太一と大江が止めた。二勝二敗で、駒野が運命戦。駒野は立ち上がって一息。

怖い 最後の一試合 勝負の矢面

次の一手で決まる局面で、駒野が敵陣の札を取って終了。瑞沢が三勝二敗で準決勝勝利、決勝進出。千早は駒野に何故飛び出せたのかを訊ねる。

「聴き分けられるわけないじゃん イチかバチかだよ 僕が見てきた試合のデータでは 運命戦では『あ』の札が読まれる確率がほんのすこし高かった それだけ」

駒野はまだかるたを始めて一年三カ月だが。

僕を助けるのは 僕のデータ みんなのことも助ける かならず

北央は三位決定戦へ。須藤はプレッシャーを掛けつつ、真顔になる。

「おれも甘かった 決勝まで行くと思って いまの試合見てなかった 決勝まで行くと思って 出し惜しみしてた 見てるから 北央なら勝って終われ!」

勝戦を前に集まる瑞沢メンバー。千早の手首を、太一が無言で掴む。太一が千早の握り拳の指を一本一本起こして行くと、千早本人も気付かぬうちに握り込んでいたので、掌には爪の跡がくっきり。

力を抜け 力を抜け 力を抜け 力を抜け 決勝戦

筑波が宮内先生に、大江を外して自分をスタメンに入れるよう主張。

「目立ちたいとかじゃないです でも おれもいるんです 富士崎も決勝も怖いけど おれもいますよー!」

筑波に言われ、大江は微妙な表情で次も出ると言うが、次第に俯く。

「……うそです 筑波くん 勝ってきて……」

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恵夢相手に結局負けてしまった千早。これだけ描写を割き、負けて終わっているし、いつか再戦があっても良さそうだが。そして、仲間達のお陰もあっての決勝戦進出。見所は、無言で千早の握り拳を解く太一。準決勝で読まれたのは「うらみわび」「はなさそう」「みせばやな」、最後の札が「ありまやま」。