chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

わすらるる

第229首 自分の人生が始まった気がするの

周防の払い手に勢いが出て来た。 読手さんがぼくを 天才にしてくれる 千早は若宮の得意とする敵陣左下段から「ほととぎす」を抜いた。札を拾う千早を、周防が見る。 きみもやっぱり "こっち側"か 新も千早を見て、初めてかるたを取った小学生の時を回想。 あ…

第206首 勝つ自信あります

新の勝利を喜ぶ南雲陣営、太一の健闘を涙しつつ称える彼の応援者達。しかし、顔を覆って泣いていた千早は、歯を食いしばっており―― 大江が、続いて新が、そして他の皆も窓の外に気付き、一斉に見る。周防が真っ直ぐ新に指をさし、立ち去って行った。戸惑う面…

第200首 3人が2人と1人になる

千早は得意札の「しの」も「す」も敵陣からは取れなかった。千早がふと太一を見る。太一が千早に向かって厳しい表情で「す」札を掲げた。 牧野さんの読み 私も苦手だ でも太一が取れてるならいい いい 千早は冷静になる。 調子がよくて120パーセントが出てた…

第196首 自分を卑怯と思うことのほうがずっと怖い

邪魔や太一――新はそう思ってしまったが、我に戻る。 おれはまた… かるたで太一を見下して なにしとんのや 「3人で勝ってきて ここに来れたからや」 その気持ちはうそやないのに 太一は頻繁に札を移動。右中段に札を集め、新に狙わせ、他を全部取る作戦だ。 …

第177首 言うてないなんも

若宮は伊勢の自宅兼明星会練習場を訪ねる。初めて来たのは六歳の時で、走って通った。ところが伊勢は不在で、クイーン戦で大盤係を務めた結川桃との練習を会の女性に勧められる。 クイーンのお手並み 話のタネに拝見しまひょか 遠慮しようとする結川と、正座…

第98首 先輩がいるっていいな

「ちはやぶる」で千早が払った札が、猪熊の札とぶつかった。同じスピードで取ったのだ。元クイーンの猪熊は、桜沢先生の五つ下のライバルだった。桜沢はクイーン戦で四回も挑戦したのに勝てず、どうやったら強くなれるのかを訊いた。 えー 聴こえるから取っ…

第68首 オリオン座のベラトリックス女戦士の星

千早は、はあああああと息を吐き切る。そこには太一の教えがあった。 千早 おまえは息をするだけで勝てる 息をしろっていったら たいていの人は思いっきり「吸う」けど 大事なのはまず「吐く」こと 思いっきり吐く 全部吐く そしたら 千早は立ち上がり、思い…

第31首 私にないものがある

対戦相手の金井に軽い嫌味を言われ、空札も続くわで、焦りのあまりお手付きを連発する千早。敵陣に手を伸ばし、自陣を取られてしまうミスも出る。 「つまらないわね 綾瀬さん 札とだけ戦ってるみたい」 気付けば、嫌な札ばかり送られている。配置を確認して…

第25首 戦意喪失なんてないよな

太一は空き時間に千早の試合を覗きに行き、若宮の速さに驚かされる。千早は「おお」と聞いて敵陣を攻めつつ、自陣に戻っても完璧に札を取れる体勢だった。しかし、若宮は「おおえ」と決まり字まで動かなかったのに、敵陣から取った。格が違う、そろそろ戦意…

第17首 私の一枚はただの一枚じゃない

千早がやっと乗って来た。須藤は千早の取り方が気になった。 いまの速さ―― 「う」でもう払ってる 「うら」がまだ読まれてないのに お手つき覚悟で狙ったのか? まさか 原田先生は読手一人でもう五試合目だと知る。 こんなに声を出す千早ちゃん 見たことがな…

第6首 続けてたらまた会える

千早の右には太一、左には新がいる。一人ではないことが心強い千早。「ちはやぶる」の札が読まれ、三人とも取った。チーム名から相手に警戒されていてもおかしくなかったが、相手は一人も守れなかった。三人はそれぞれ調子を上げて行く。 相手副将の西田は、…