chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

第31首 私にないものがある

対戦相手の金井に軽い嫌味を言われ、空札も続くわで、焦りのあまりお手付きを連発する千早。敵陣に手を伸ばし、自陣を取られてしまうミスも出る。

「つまらないわね 綾瀬さん 札とだけ戦ってるみたい」

気付けば、嫌な札ばかり送られている。配置を確認してみた。

私がやりにくいように運んでる…… …… そういえば…… 私が「狙いたおして敵陣で取りたい札」を送ってきて いつの間にか敵陣右を薄くしてる スピード勝負には乗らない構え

千早の苦手な配置で作戦を立ててくる人もいるだろう、と駒野は言っていた。

きちんと名前で呼んで 私のかるたを見てる――…

少し後方に下がってみた。全部の札に一字決まりのスピードで飛び出してしまうのを制御するためだ。スタートラインを下げたことで、飛び出しても空札に対処出来た。金井は札を動かして応戦。

見ろ 見ろ 見ろ この人のかるたを 私にないものがある

千早は六枚差負け。金井はかるた歴35年。

「大きなタイトルなんかもらったことないし 一生懸命やったって若い子にはどんどん抜かれちゃうけど かるたが好きなのよ いまでも夢は クイーンよ」

金井は「東日本予選でね」と言って去って行く。

新 私たちが見つけた夢は こんなに

千早はA級一回戦で敗退したが、その後のB級決定戦は太一対西田、D級決定戦は大江対駒野という、どちらを何処を応援すれば良いのか分からない試合が待っていた。

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ほぼ千早の試合のみ。部員達の登場は最後にちょこっと。読まれた札は「ももしきや」「しのぶれど」「ちぎりきな」「ほととぎす」「みちのくの」「たかさごの」「はなのいろは」「おおえやま」「よをこめて」「みかのはら」「あいみての」「わすらるる」。