chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

第55首 いまは一枚一枚

二回戦。初めてオーダーに入った筑波は、A級選手相手に苦戦。

あんなみっともないマネしてまで出たかった試合なのに 自信があったのに 自信が持てるのはかるただけだったのに――

学校では深作先生が宮内先生に、かるた部の新入部員数を追及していた。宮内は20枚の入部届を見せつけるが、実は退部届が18枚。深作が気になるのは、もう一つ。千早の進路調査がまだ白紙であること。


筑波は惜しい感じはしても、なかなか札が取れない。惜しい――

…… この人 A級……? 綾瀬先輩のほうが全然速い 西田先輩のほうがもっとずっと強い――…

筑波は西田の教えを思い出し、まずは筑波の「つ」の札を抑える。秋博の「あ」は……枚数が多くあちこちに置いてあるので上手く取れない。千早はまたもやパーフェクト勝利。太一も西田も勝利を上げる。筑波を弟達が心配そうに見ている。

ごめんな ヒーローじゃなくて かっこ悪くて でも いまは 一枚 一枚 一枚

試合後、兄の筑波ではなく、千早の元に一直線の弟達。

「お姉ちゃん かっこよかったー! きれいで強いー 強かったー! すごいねーすごいねー でも!! うちのお兄もすぐ追いつくから 家では木のかるたばっかりやってたけど 今日から紙のかるた みんなでやるから そしたらお兄もっと強くなるから!! お兄はすごいんだから」

原田先生が弟子達と会場に向かっている。太一から連絡が無いから勝ち続けているのだろう。

「まつげくんかあ 彼はどうしてなんだろうねえ 練習で見る限り 彼にはもうA級の実力があるよ」

弟子は、京都と広島の大会で太一に遭っていた。

「もちろん 試合はすごくがんばってたんですけど なんて言うか…… ないんです 運が 大事なところで 本当にないんです……」

原田は千早と太一を応援しに来ただけではなかった。無名校で勝ち上がっている朋鳴高校の顧問は何と、坪口だった。

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予選二回戦、筑波が初参戦。弟達が面白い。太一は不運キャラ、広史さんは熱血キャラと判明。読まれた札は「これやこの」「みよしのの」「はなさそう」「しのぶれど」「つくばねの」「あいみての」。