chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

第185首 次に進むのは私だよ

美馬は原田先生に苦戦。その原田は膝が痛み、札を拾うのも一仕事。田丸は観客席を見渡すが兄の姿は無く、他部員達の視線も千早の方。それでも頑張ろうと集中する。

千早と理音はM音の聞き分け勝負。千早は相手の反応を見て、札を移動。「む」と「みち」を分ける。千早が「もも」を抜き、「む」を送り、理音の陣に「む」と「みよ」、千早の陣に「みち」が残った。

大江や筑波が、自陣を動かしたり「む」を早めに送ったりという、千早のかるたの変化を知る。更に、千早が戻り手を見せたことに驚く。但し、取ったのは理音。須藤は千早が派手に失敗したのを見ていた。

理音が二枚持っていた「つ」のうち「つく」を千早に送る。千早は集中。

精度を上げる 小峰さんの音のつぶつぶを 粒子の響きを 耳じゃない 脳じゃない 手で聴く

須藤が綺麗な戻り手で「みち」を取って札を拾おうとすると、同じ札がもう一枚あった。千早が戻り手で取った札で、須藤は体勢が妙な千早がキモいと言いつつ「上等じゃね」と札を渡す。

M音を取られた理音の顔付きが変わる。千早が狙う場所でもある自陣右下段に「みよ」と「む」をくっつけて置く。続いて読まれた「あ」二枚は理音が連取し、流れを渡さない。

山城読手は理音に話していた。

たぶん私がクイーンになれたのは 8期もクイーンでいられたのはね M音の秘密をつかむことができたから M音だけなのよ M音の札が読まれる前だけ 余韻の消え方が違うのよ

「み」の音で、理音が「みよ」を抑える。千早は周防を思い浮べる。

理音は山城読手の読みが好きだ。理音がクイーンになれば読手のままでいてくれる、と考える。理音は千早の陣から連取。

欲が流れをつれてくる 次に進むのは私だよ

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須藤に教わった戻り手を駆使しながら、理音と音感勝負する千早。ここに来て理音が覚醒しつつあるが、山城読手は理音がクイーンになったら引退を撤回するとも言ってないし、理音が勝手に希望を持っているだけ。

千早と須藤が気になる様子の太一。仲良さそうだと見ているのか、千早が須藤の技を使っていることに気付く流れなのか。太一は器用だから、そのうち戻り手を真似しそう。

読まれた札は「やえむぐら」「あさじうの」「かぜそよぐ」「もろともに」「ももしきや」「わすれじの」「みちのくの」「あしびきの」「あらざらん」「みよしのの」「つきみれば」「かくとだに」。