chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

第111首 札が教えてくれる勝つイメージの描き方

新は村尾相手に11枚差。中座した間に何が読まれたのかは、減った四枚の札の他、空札が何枚読まれたか、決まり字がどう変化したのかも分からず、枚数差以上のハンデとなる。

観衆が諦める中、新は札を動かし、戦う姿勢を見せる。運良く自陣が出て取れた。次の札を村尾に取られたが、彼の反応を見て空札の予想が可能となった。

札が教えてくれる 勝つイメージの描き方

村尾は序盤から中盤では普通送らない札も送るしかなく、戦い難い状況。新はもう一枚の空札の見当を付ける。

村尾さんのかるたが好きや 試合展開に左右されない ムラのない真面目なかるた

栗山先生の元に、メモが届く。東日本代表が原田に決まったという報せだ。

本来 攻めも守りもバランスのいいかるたを取る新くんが こんな厳しい攻めを 流れを呼び込んでる 東日本一の攻めがるたの名手と戦う流れ

新が狙っていた「ちは」札を、村尾が取る。新は読まれた空札が「ちぎりき」と予想を付ける。相手の表情が変わったことに村尾が気付いたが遅かった。新が二枚差で勝利。村尾が声を掛ける。

「勝ってこいよ 新 才能も努力も おまえには両方あるんやでぇ」

新が答える。

「……『ある』と思ったら たぶん負けるんで 『ない』ものに会いにいきます」

西日本クイーン位代表は逢坂恵夢。

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引き続き、西日本予選決勝戦。千早も太一も出て来ないが、新の試合はパズルを読み解くようで面白かった。試合で読まれたのは「ふくからに」「きみがため・は」「ゆらのとを」「あしびきの」「こぬひとを」「わたのはら・こ」「わすれじの」「いまこんと」「よのなかよ」「たまのおよ」「せをはやみ」「ちはやぶる」。新が勝利を決めた札は「あいみての」。