chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

高2 秋冬

第106首 思いっきりやれるのはいましか

修学旅行で観光中、何度も電話を掛ける千早。自宅にいた太一が、ついに応答。太一が39度の熱があると言うので、お大事にと電話を切る。ところが、翌日の東日本予選の出場者名簿に、太一の名前があることが判明。 ぬ け が け 太一~~~ 白波会の練習場に、…

第105首 べつにだれのでもないよな

千早と太一、結果を出すのはどちらか。原田先生は腕組み。 世の中には結果より努力が大事って考え方もあるが 指導者にも生徒にもそれは本当は苦しいんだ 「がんばった」も「きつかった」も風のように流れていってしまう 「結果」は石なんだ 「がんばった」を…

第104首 ずっと一緒にがんばってきてくれた男の子だ

多くのギャラリーが息を詰めて見ている。 なんだ この試合は 高校生の…… しかも同会選手の試合なんか どこか緊張感のない空気になるのに これは…… 高校選手権A級決勝の あの二人(新と若宮)のような 沸き上がり 絞り出すような 本気 上段に並ぶ札を太一に突…

第103首 出し切るんだ自分のかるたを

吉野会大会A級決勝、綾瀬千早対真島太一。同級生、しかも同会同士の対決が、A級で行われるのは珍しい。福井から来た新は帰らなくてはならない時刻だが、千早の顔を見て気が変わる。 「見てく 見んとダメな気がする」 村尾も残ることになった。太一に負けたか…

第102首 ここで実力にしてこい

千早の次の対戦相手は坪口。同会同士の対戦を避け、試合後ずっと眠りこけている千早の知らぬまま、坪口は棄権。準決勝は太一と村尾の一試合だけとなった。坪口が太一に言う。 「きついか? でも ここだぞ まつげくん ここにいるたいていの人たちは まつげく…

第101首 これだからかるたはおもしろい

千早は三枚あった差が一枚に。西田が千早に、猪熊が元クイーンだと教えた時、千早の肩に触れたが力んでいなかった。千早にとってのクイーンは若宮だけ。 若宮の強さへの信頼が あいつをリラックスさせてる――… でも、若宮は無敵ではない。先日、新に負けた。…

第100首 攻めろ攻めろ

千早は苦戦し始めている。 敵陣が攻め切れない 守りが堅い……! 聴き分けが正確なうえに あの配置 札の席がちゃんと決まってて その配置で練習を積んできた人だけに有利な 本人だけに有利な配置 太一の相手、須藤は微妙な取りも嫌味で譲ったり、「綾瀬好きだ…

第99首 世代交代か

準々決勝。新と坪口、原田先生と村尾、太一は須藤、千早は猪熊との対戦。千早は相手が元クイーンとは知らず、西田に聞かされても「へーそっかー」とあっさりした反応。 太一は北央勢に腕を揉んで貰ったり、飲み物を飲ませてもらっている須藤を見る。 須藤さ…

第98首 先輩がいるっていいな

「ちはやぶる」で千早が払った札が、猪熊の札とぶつかった。同じスピードで取ったのだ。元クイーンの猪熊は、桜沢先生の五つ下のライバルだった。桜沢はクイーン戦で四回も挑戦したのに勝てず、どうやったら強くなれるのかを訊いた。 えー 聴こえるから取っ…

第97首 クイーンになる夢も将来の夢も

千早は二回戦も勝ったが、西田の目には千早の右手は本調子ではなく、勢いと振りの強さがないように見える。 太一が一人でいるところに、新が来た。口ずさんでいたのが校歌ということで赤面する太一だが、新には何ということはないらしい。二人で暗記を忘れる…

第96首 ようこそA級の世界へ

右手が完治した千早と太一の練習は、ますます迫力あるものになっていた。千早はクイーン戦予選のことは口にしないが、その前に行われる吉野会大会に袴で出ると言う。全国の実力者が集まって来る、A級とB級のみの大会だ。部員達は恐れる。 ありうる…… ありう…

第95首 自分の中に積もっていってほしいのは

夏休み明け、新は高校の集会で個人戦A級優勝者として紹介された際、壇上でマイクを借りてかるたへの参加を呼び掛ける。返って来たのは、A級だが教師の管野、家族がやりたがっているという話ばかり。 高校のチームは難しくても かるたに風を集めることはでき…