chiha memo

漫画「ちはやふる」の伏線や感想などの超個人的備忘録

第156首 顧問引退はしないけど結婚はします

藤岡東は勝ち進んでいるが、直前に新に告白して「ごめん、好きな子がいる」と振られた山本だけは不調。即答する新が悪いと後輩に責められるが、仕方ない。

がんばってるやろか 千早…

瑞沢は千葉情報国際を相手に、四勝一敗で勝利。前年に続いて「来年も会おう」と言われたものの、千早はもう三年生。

「でも 瑞沢高校は来年もここに来ます よろしくお願いします」

きっぱり言う千早を見る仲間達。ちなみに、花野は団体戦で初勝利。

偵察に行っていた駒野が、桜沢先生結婚の噂を聞きつけて帰って来る。ちょうど富士崎メンバーが通り掛かるが、確かに元気がない。千早は田丸に、桜沢に挨拶に行こうと誘うが、田丸は断る。東京都予選で一回も勝てず、予選ブロックも出して貰えないのに、おこがましい。

しかし、決勝トーナメントで田丸はスタメンを宣告される。エースは温存、のパターンか? 自分がエース? と自意識過剰になりかけるが、三年生の背中を見て思い直す。

桜沢はロビーで電話をチェック。猪熊が陣痛、破水、と報告して来ているのだった。難産になっているらしい。祈っているところに、電話が掛かって来た。

「産まれたよー 桜沢さん やっと産まれたーー 桜沢さん 女の子よ 待望の 私の夢だったの この子に 桜沢さんの名前をもらうわ 翠よ 翠ちゃん 桜沢さんみたいな 強くてきれいな子になるわ」

祝いの言葉を淡々と述べて通話を切ったところで、千早が田丸を連れて来る。

「すみません 私 瑞沢の 田丸翠って言います うちの親が先生のかるたを大好きで 名前もらって――」

桜沢が涙を流し始めた。勝利を報告しに来た富士崎メンバーも驚くが、涙を拭きつつ先生の顔に戻る。

「富士崎は 準々決勝は勝ち抜いて当たりまえ 嬉々として報告しにこない 瑞沢のあなたも いまそんなこと言いにこない 次当たるんでしょ」

千早が噂について質問。桜沢は毅然と答える。

「顧問引退はしないけど 結婚はします」

皆の悲鳴が上がったところで、次は準決勝。

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memo

猪熊出産と桜沢先生の結婚噂話編。起伏が少ない。読まれたのは「たれをかも」「みちのくの」。

桜沢先生の結婚相手について、本編で明確な描写は無い。気にしながら読み進めて行くと、さりげない会話やアイコンタクトが描かれており、成程と察する程度。後に発売された公式コミックガイドでは、そのお相手との結婚準備漫画が収録されている。

ネタバレすると☆の人。