涙を拭いながら会場を出て行った千早を、新は試合の手を止めて見送る。周防に「あわじしま」「うらみわび」と二連取され、一枚差にまで追い付かれるが、頭の中で祖父が勇気づけてくれる。 大丈夫 彼は自陣の外側が苦手なのか ミスをしがちだ 押さえ手でくる …
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